webマーケターとして5年勤めたのち、在宅ワークでフリーランスとしてwebマーケティングを行っている私が、仕事内容を解説します。
実際にwebマーケティングという職種に携わり、もっと早くからwebマーケティングという仕事に出会いたかったと思うくらい、webマーケティングの仕事は楽しいです。
webマーケティングの魅力を熱く語ります!
Webマーケティングとは?
Webマーケティングを理解するために、まずはマーケティングから理解しましょう。
マーケティングとは?
マーケティングとは商品やサービスが売れるように仕組みを作る活動のことをいい、主な目的としては、企業の利益最大化です。
普段テレビで見るCMやポストに入っているチラシなどは、企業が商品やサービスを販売するためのマーケティング手法の一つです。
Webマーケティングとは?
マーケティング活動のうち、インターネットを利用して、商品やサービスを販売促進する活動を「Webマーケティング」といいます。
身近なものでいうと、インスタやXなどのSNSで見かける企業の投稿、キャンペーン、広告などです。また、メルマガ配信や、インターネット検索した際に見かける広告などもwebマーケティングの手法の一つです。
Webマーケティングの仕事のやりがいや魅力、楽しさとは?
Webマーケティングは、世の中にあふれている素晴らしい商品やサービスを、インターネットを使ってより多くのニーズのある人たちに知ってもらい、購入してくれた人を幸せにできる点が魅力です。
また、それによって素晴らしい商品やサービスを提供している企業や個人の売上に貢献でき、企業や個人の成長、世の中の経済活性化につながる点も魅力です。
関わる人たちみんながハッピーになって素敵だにゃ~。
元丸の内OLさんは、ずっと昔からWebマーケティングの仕事をしていたのかな?
前は営業の仕事をしていたよ。目の前のお客様が契約して喜んでくれる姿を見てやりがいを感じていたけど、限られた時間の中では商品を知ってもらえる人数に限界があり、もどかしさも感じていたの。
なるほどにゃ~。それはもどかしいにゃ…。
そんなときに、webマーケティングを知り、「これならより多くの人に良い商品やサービスを知ってもらえることができる!もっと喜んでもらえる人が増える!」そう思って、のめりこんでいったの。
Webマーケティングってすごいんだにゃ♪
そう!実際にインターネットを通じて商品を購入してその方々の生活が豊かになった姿を見て、本当にこの仕事に出会えてよかったと実感したの。
Webマーケティングは、データ分析をしやすいという特徴があり、やりがいを実感しやすい仕事といえます。
テレビCMやチラシでは、何人の人が見てくれて、そのうち何人商品を購入してくれたのかなど、データを出すことが難しい場合も多々あります。
一方、Webマーケティングでは、何人Webサイトを見てくれて、そのうち何人商品を購入してくれたのかなどのユーザー行動のデータを詳細に見ることができるため、成果をきちんと確認できます。
改善を加えて新しい戦略を立てて取り組めるため、成長を実感できるところも楽しさの一つ。
Webマーケティングのやりがいについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。
Webマーケティングの仕事内容
マーケティングを行う目的として企業利益の最大化があり、経営層では目的を達成するために事業計画(目標)を立てます。
いつまでに何をどれぐらい売るのか、世の中に新製品を出すのかなど具体的な内容、目標数値を出して目的達成に向けてさまざまな方法を考えます。
目的達成手段としてインターネットを利用するとなった場合、Webマーケティング担当者の出番です。もちろん、Webマーケティング担当者から提案することもあります。
Webマーケティングの全体的な仕事内容は以下の通りです。
1.Webマーケティングにおける戦略設計をする
例えば、事業の目標として、新製品を100個販売するという目標があり、そのうちインターネット経由で50件販売するという計画があった場合、その50件をWebマーケティングのどのような戦術で販売していくか計画を立てます。
Webマーケティングの戦術として、Web広告、SEO施策、コンテンツマーケティング、メールマーケティング、LINEマーケティングなどがあり、どれを実施するのか、予算はどれぐらいかけるのかなど計画を立てていきます。
戦略設計は、ある程度経験値が必要になるため、実務経験を積み、実績を積み上げていくと、信頼されて任せてもらえることが多いです。アイディアを出したり、考えることが好きな人は、楽しいと思います。
2.Webマーケティングの施策を実施する
戦略に沿って戦術にあたる施策を実施します。以下はWebマーケティングで行う施策例です。これらは全て一人で行うのではなく、協力しながら行っていきます。
SEO対策
SEO対策は、検索エンジンでの表示順位を上げるための施策です。インターネットの検索エンジンで検索したときに、質の良い内容は上位表示される仕組みになっています。上位表示をされれば、クリックして見てくれる人も増えるため、より多くの人に知ってもらうことができます。
私の場合は、色んな施策を経験して、SEO施策が一番楽しいと思いました。
SEO施策は、文章で何かを伝えることが好きな人、リサーチや分析、考えることが好き人には向いていると思います。どうしたらユーザーにとって有益な情報を伝え上位に表示されるかな?と考えながら、リサーチや分析、キーワード選定、記事構成設計、入稿、改善など行うのは、ちょっとした頭脳ゲームのようで楽しいです。
地道な作業も多いですが、順位が上がった時の喜びは計り知れません。サイトへの流入数が増えた時、こんなに多くの方に読んでいただけているんだとやりがいを感じられることでしょう。
SNS運用
Facebook、X、Instagramなどのプラットフォームを活用して、ブランドの露出を高め、エンゲージメントを促進します。SNS運用では、企画・制作・スケジュール管理をしながら進行し、フォロワーとの対話を通じて関係を構築します。
SNS運用は、企業のブランドイメージを担う大切な仕事です。
リサーチや工夫すること、ネット上でのコミュニケーション、ファンがついてくれることに喜びを感じる人にとっては、やりがいがあって楽しい仕事だと思います。
ターゲットとなる人に、どのように投稿をしてアプローチすれば、ファンになってもらえるか?などを考えながら、工夫を重ねていきます。時にはキャンペーンを企画することも楽しいでしょう。
ファンを大事にし、信頼を構築していくことが大切です。
広告掲載
web広告では、Google広告、ヤフー広告、Facebook広告、Instagram広告など、どのプラットフォームを活用するかを決めて、予算をかけて出稿します。ターゲットオーディエンスにリーチするための戦略を練り、具体的な広告クリエイティブを作成します。
広告では、配信エリアや性別、興味関心など指定して配信することができるため、購入してくれそうな人に向けて効率的にユーザーを集めることが可能です。
広告では配信エリアや性別、興味関心などを指定できるため、購入見込み客い効率的にアプローチできます。
お客様の悩みやニーズを理解し、お客様の気持ちに寄り添いながら自社サービスの魅力も伝わる内容で広告を配信すると、申込をしてもらいやすくなります。
広告運用は、リサーチ、広告用のページ制作、バナー制作、広告文作成、広告設定、分析など多岐に渡ります。改善を加えながら、購入してもらいたいユーザーに伝わる広告配信ができると、成果にもつながり楽しいと思います。
広告運用特に、数字に成果がはっきりと表れます。総合力をつけて成果を出していきたい人、成果を出した分きちんと評価されたい人に向いているといえるでしょう。
メールマーケティング
メールマーケティングは、顧客との直接的なコミュニケーション手段として非常に効果的です。メールシステムによっては、顧客がどのページを閲覧したのか、どのプラットフォームから流入したのかなどのデータがとれるので、配信したい条件を設定して配信することも可能です。
まだサービスを購入しようか検討中のお客様も、メールで良い情報を見るうちに信頼関係が構築され、購入したいなと思ってもらえるようになります。
メールマーケティングでは顧客の気持ちに寄り添った文章力が重要です。定期的な配信で少しずつサービスの魅力を伝え、購入につなげていきます。
ステップメールの構築、セールスライティング、分析などを行い、購入していただける仕組みが一度できると自動化され、自然と売れるようになり、楽しくなります。
仕組づくりや、文章で物を販売していくこと、分析すること、工夫改善などが好きな人には向いていると思います。
3.効果検証をする
全体戦略を立てた時のKPI設計に対して必要なデータを集めてレポートにまとめ、効果検証を行います。効果検証を行うために、データ分析とレポーティング業務があります。
データ分析
データ分析では、SEOや広告、SNSなど、実施した施策の数値データを集めてパフォーマンスを評価し、成果と改善点を次回の施策に活用します。何がうまくいっているのか、どの部分を強化する必要があるのかを分析します。
なぜうまくいったのか?うまくいかなかったのか?どこがボトルネックになっているのか?をデータから導き出し、仮説を立てて次の改善に役立てていきます。
データから成果や原因分析、改善策を考えるなど、分析や考えることが好きな人には向いていると思います。
レポーティング
分析結果はレポートとしてまとめ、クライアントや上司に説明した上で次のアクションプランを練っていきます。成果をきちんと報告することは大事です。
必要なデータを集め、Webマーケティングに詳しくない人にも、分かりやすく数字の根拠をもって、成果と今後の改善策を資料にまとめ、プレゼンします。データ分析や資料作成、プレゼンが好きな人には向いていると思います。
成果が出て喜んでいただけた時には、この上なく喜びややりがいを感じらる瞬間です。
未経験こそWebマーケティングがおすすめな理由
私は、未経験こそWebマーケティングがおすすめだと思っています。理由は以下の3つが挙げられます。
①Webマーケティングの領域が広いから好きなことを活かせる場が多い
Webマーケティングの施策は、戦略策定、SEO施策、広告施策、メールマーケティング、分析レポート作成など幅が広く、協力し合いながら進めていくため、好きなこと・得意なことを活かせる場が多いです。例えば、
- デザインが好き・得意ならWebサイトに載せるバナーや、SNS、広告で使用するバナー作成などで活躍できます。
- 文章を書くことが好き・得意であれば、SEO施策の一環として記事を書いたり、メール配信用のメールを作成したりすることで活躍できます。
- リサーチやデータ分析が得意であれば、戦略策定時の競合調査、市場リサーチ、効果検証のレポート作成などです。
未経験でデザイナーになる!ライターになる!もちろん可能ではありますが、1つの領域に絞って仕事をするということは、その分野において専門性が求められるため、未経験で極めていくには長い道のりがあります。
やってみたいと思ったけれど、実際やってみたら見えていなかった辛い部分も経験して挫折する可能性もあります。
それに対し、Webマーケティングの場合は、1分野を極めていなくてもできる仕事が多いため、まずは広く浅くでも知識があれば、取り組めて経験を積んでいくことが可能です。
もちろん、仕事としてやる以上、好きな分野で活躍をしたかったら、事前にある程度勉強する必要はありますし、苦手なこともこなしながら仕事をする必要はあります。
②Webマーケティング領域の幅を広げることも極めることもできる
例えば、デザインスキルを活かして成果を出せるようになったとします。次にライティングスキルを高めてWebマーケティングでできることを増やすという選択もできますし、デザインを極めてデザイナーになるという選択もできます。キャリアップの選択肢が多いのは未経験でWebマーケティング職のメリットだと思います。
③好きな働き方を選べるようになる
Web業界の職種に関しては、パソコンがあれば仕事ができるため、在宅ワークをしやすい職種です。そのため、Webマーケティングの仕事も、在宅ワークができる企業が増えています。
在宅ワークやフレックス制度など、自由度の高い会社は人気も高いため、未経験で採用してもらうのは難しい場合もありますが、Webマーケターとしての実績を積めば、希望の働き方ができる職場に採用されやすくなります。
将来的に、会社員でなくても、在宅フリーランスとして、ライター、ブロガー、広告運用、Webマーケティングコンサル、SEOコンサルなどの可能性の道も開けます。
未経験からWebマーケティングを始める方法
未経験からWebマーケティングを始める場合、ある程度勉強してから始めることをおすすめします。理由は、知識がなければWebマーケティングスキルを高められる仕事を任せてもらえず、雑務をこなすことに時間を割くことになりかねないためです。
実際に、マーケターとして働いていた時も、事前に勉強していなかった人は他部署に異動になってしまいました。
一方でしっかり勉強して入社した人は、はじめからスキルを高められる仕事をこなしながら指導もしてもらえ、期待されて勉強会やセミナーにも参加させてもらえていました。
必要なスキルと学習方法について
未経験からWebマーケティングを始めるためには、まず基本的なスキルを習得することが重要です。
具体的には以下の知識が必要になります。
- データ分析の基礎知識
- SEO対策の理解
- SNS運用のノウハウ
これらのスキルは、オンラインコースや書籍、専門のトレーニングプログラムを通じて学ぶことができます。また、論理的思考力や問題解決能力もWebマーケターには必要です。
これらのスキルを習得することで、未経験者でもWebマーケティングの世界に飛び込んだ時に活躍しやすくなり、スキルアップしていくことが可能になります。
Webマーケティングの勉強方法
Webマーケティングの勉強方法はさまざまです。Googleが提供する「Google アナリティクス アカデミー」や「Google デジタルワークショップ」は無料で学べる教材です。さらに書籍としては『Webマーケティングの基礎』や『SEO対策完全ガイド』などが参考になります。
無料・少額から勉強は可能ですが、もし未経験でWebマーケティング職に転職を希望するのであれば、スクールで体系的に学ぶことをおすすめします。スクールでは、未経験でWebマーケティング職に最短で転職できるようにカリキュラムが組まれているため、労力や時間を短縮できます。
転職市場は若いほうが有利なため、早く学んで早くWebマーケティングの世界に飛び込み、実務経験を積むこと、そして次の転職で年収を上げたり、希望の働き方を実現する、これが好きな働き方を実現するための最短おすすめのルートです。
スクールについては、補助金を活用できる場合もあります。また、早く稼げるようになれば、それだけ早く収入も得られるため、スクール代は将来的に回収できます。
あなたに合うおすすめのスクールは、以下の記事でご確認ください。
まとめと次のステップ
Webマーケティングは、世の中で必要とされている需要の高い職種であり、やりがいを感じられる仕事です。仕事内容は幅広く、多岐にわたるからこそ、未経験からでも挑戦しやすく、好きなこと、得意なスキルを活かせる場が多くあります。
キャリアアップでは、Webマーケティング領域を広げることも専門性を高めることもでき、多様な選択肢があります。
パソコンがあれば仕事ができるという特性上、在宅ワークなど、働き方の選択肢も広がります。実務経験を積んだあとは、より良い条件で働ける会社への転職、フリーランスとして独立するなど、あなたらしい働き方を実現していくことが可能です。
家庭との両立がしやすく、ライフステージの変化に対応しやすいことからも、生涯続けやすい職業といえるでしょう。
キャリアデザインは専門家に相談すると効率的です。複数の転職エージェントに登録し、無料面談を活用しましょう。話を聞いているうちに、やりたいことや、方向性などが見てきます。
方向性が見えてきたら、Webマーケティングにおける基礎的な勉強は早く終わらせて、1日でも早くWebマーケターとしての実務経験を積み、あなたらしい働き方を叶えていきましょう。